2008年1〜6月



■2008.6.27
 「戦争は最大の環境破壊」

北海道洞爺湖でG8サミットが始まる。
この間、議長国である日本が示したのは、
何とも頼りない「福田ビジョン」。

開催にあたって、多くの市民団体
(キリスト教関係も含む)が、
独自に提言や要望を発表している。
そもそも「主要」8カ国で世界のことをどうこうしていいの?
という議論もあるが、ともあれ少しでも
目に見える形での「成果」が導き出されるよう願う。

6/25付の「平和新聞」に掲載された
星川淳さん(グリーンピース・ジャパン事務局長)の
一文が目を引いた。(以下、抜粋)
――――――――――――――――――――――――
 戦争では、
短時間に巨大な環境破壊が進みます。たとえば、私たちが日常生活の中で割り箸を使わないようにしたり、シャンプーの時間を短くしたりしていても、戦争が起こったらそんな努力は一瞬で吹き飛んでしまいます。(中略)
 今、温暖化を2℃以内に抑えるのが至上命題となっています。しかし日本政府は、そのために必要な意思決定をすることができていません。産業界に牛耳られているので、拘束力のある削減目標や排出量のキャップ(上限値)の設定など、
産業界が嫌がることはプランに盛り込めないのです。それで「国民運動を!」と力説するわけです。これは、先の大戦で、米国に負けるのが分かっているのに政治的な意思決定ができず、精神論だけで国民に「竹やりで最後まで戦おう!」と言っていたのと、ほとんど変わっていないと思います。
――――――――――――――――――――――――

「エコ」と「ピース」は密接につながっている
ということをよく言い表している。

弊害の主要因を垂れ流す「先進国」。
それらの国が享受する文明とは無縁の小さな国々が、
真っ先にその犠牲を強いられるという理不尽。
地球規模の危機を迎え、
国々が協力して取り組むべき時。
戦争なんかしている場合ではない。



■2008.6.26
 区民のイシキ

先日、住まいのある北区の役所から一通の封書が届いた。
中を開けると、「
北区民意識・意向調査」なる用紙が。

なんでも「満20歳以上の
北区民の中から
2000人の方を無作為抽出の方法で選ばせていただきました」
とかで、「区民の皆様の意識・意向などを把握するとともに、
今後の区政運営に向けた課題の抽出及び行政需要などを
調査する」のが目的だという。
北区の総人口は33万4,411人(6月1日現在)なので、
実に
0.6%の確立で当選!したことになる。

質問事項は多岐にわたり、北区の住み心地から、
区の施設の利用頻度、区の事業に対する評価、
将来の北区像に至るまで、かなり細かい。
ずいぶん時間がかかったが、せっかく選ばれたので、
少しでも役に立てればと真剣に回答した。
最後に自由記入欄もあったので、あれこれ考えた末に
下のような要望を書いた。

■保育園や小中学校に対する
教育予算を拡充していただけるよう
 強く望みます。特に震災が続き、校舎の耐震強度が心配です。

■4月からごみの分別方法が変わり、可燃ごみの量が格段に
 増えました。特に子どものいる家庭は量が多く、回収の回数を
 増やしていただけると助かります。

■地球環境に配慮し、首都圏内でマイカーを持たない世帯が
 増えることが望ましいと思われます。
公共交通機関の利用を
 推奨
するための施策を要望いたします。

■都や国が新自由主義の下で公としての役割を放棄し、
 社会保障を削り、次々に民間委託を推し進める中、
 
自治体が砦となって区民を守る立場を堅持してほしいと願います。

■特に都教育委員会により、
学校の民主的運営が著しく
 妨げられています。北区教育委員会は独自に、「健全な」児童・生徒
 育成のための教育環境を整備する努力をしてほしいと思います。

初めはなかなか思いつかなかったが、挙げ始めると結構ある。
地方自治体だからこそできることが、案外あるということだ。
実際、これらの声がどの程度区政に反映されるのか定かではないが、
区民の声に耳を傾けるこのような機会は
これからも大事にしてほしいと思った。



■2008.6.19
 『沈まぬ太陽』

しばらく「新米パパ〜」が続いたので、
ここらでちょっと気分転換。



先日、ようやく彼女に強く勧められていた
『沈まぬ太陽』全5巻を読破した。長かった…。
こんだけの長編は、三浦綾子の『銃口』以来だったかも。
山崎豊子作品は、「白い巨塔」も「華麗なる一族」も
ドラマでしか見ていなかったが、原作が読みたくなった。

まだ小学生だった頃に起きた大惨事≠フ裏に
こんなことがあったとは…。特に「会長室編」に
登場する
政財界の「魑魅魍魎」のくだりは、
実際にこうしたことが
今もまかり通っているんだなぁ〜
と、暗澹たる思いで読んだ。

モデルとされた航空会社や「御用記者」からは、
「でっち上げ」などとして叩かれたようだが、
小説にする上でフィクションの要素を加えたとは言え、
それをはるかに凌駕する闇の「事実」を、自らの取材で
世に問うた
作家の勇気に拍手を送りたい!

企業とは、家族とは、働くとは、信念を貫くとは…。
さまざまなことを問いかけられた作品だった。

ともあれ、あまり好きではなかった小説にハマり出し、
昼休みと通勤時間のちょっとした読書タイムが
楽しみになってきた今日この頃。
次はもうちょっと「軽い」のにしよっかなぁ〜…。



■2008.4.26
 早過ぎる別れ

卒業生の母親の通夜に参列した。
教え子の肉親の葬儀は、これで3度目となる。

彼は、3・4年時に担任として受け持った。
同じく1・2年を担任したC先生、5・6年を担任したK先生、
学年主任だったT先生とご一緒させていただいた。
1人の卒業生のために、こうして集まれるのが
私学の良さだ。公立出身者としては、いささか羨ましい。
先生たちの話によると、つい数カ月前まで
元気な姿を目にしていたという。

享年54歳。まだ高校1年になったばかりの彼にとって、
母の死はあまりにも早過ぎる。まだまだこれから、
見てもらいたかった晴れ姿が、
報告したかった朗報がたくさんあったに違いない。
こらえ切れずに涙を拭う彼の姿は、
見違えるほどに逞しく見えた。

いつか、必ず来る肉親、近親者との別れ。
その時のために、自分はどれだけの覚悟を持って
日々生きているだろうか。
嗚咽まじりの賛美歌を聞きながら、
さまざまなことに思いを巡らせた。

ご遺族の皆さまの上に、主の御慈しみと御癒し、
御励ましとが豊かにありますように。



■2008.4.21
 定年で、ええねん

先月、団塊の世代ど真ん中の父が定年退職した。
出世には目もくれず(管理職を敵にまわし)、
まさに「
生涯一教師」を貫いた愚直な教育者。

結局、実際に教壇に立つ父の姿は
見ることなく終わってしまったが、
家庭で聞いた"熱い"教育論、職員室における愚痴、
卒業生の言葉、文集などを通して間接的に、しかし
かなりリアルに、父の教師像、教育観には
幼い頃から接してきた。

先日、定年にあたって、同僚の教師、卒業生らが
つづった「退職記念文集」なるものを送ってもらった。
改めて、ほんの一時ではあるが
同じ職種を経験した者として、
とてもかなわない
率直に思った。同じ「高校教員」ではなかったことが、
せめてもの救い。

中でも個人的に興味深かったのは、「教師遍歴」の項。
初めて知る父の教師としての思いもあったし、何より
「中学校で『丸刈り強制・ゼッケン背番号制の廃止』
を訴えて、
三男が生徒会役員に立候補し、廃止に向けた
運動をしている
ことが分かった」という一文が目を引いた。

そうか、親には言ってなかったんだ…。
続けて、「(二男が)
実は弟たちの運動に対する学校側の
対応に抗議するため
、長髪登校を始めていたことを
知った」 んん〜、学校にとっては何とも厄介な兄弟…。
でも、当時のことを思い出すと、
いまだに怒りがこみ上げる。

目下、溜めに溜めた膨大な資料などを
心置きなく捨てる快感(?)に浸っているという父。
息子としては、無趣味な父の老後が
いささか心配ではあるが、第二の人生に向けて
小さからぬ"野望"もあるらしいので、
孫の面倒を時々押し付けつつ、
新しい一歩を影ながら応援できればと願っている。



■2008.4.14
 石田衣良がオモシロい

「池袋ウェストゲートパーク」以来、
気になる作家の一人だった石田衣良。
真面目に読み込んだことはなかったが、R25での
エッセイや朝日新聞での斎藤環(精神科医)との対談
など、実にオモシロい。

以下、最近のR25に掲載された
「不運なフレッシュマンへのアドバイス」より。
――――――――――――――――――――――――
 成功した人へのアドバイスは短くてすむし、気分のいいものだ。だが、残り半数の間違った選択をしたみんなはどうしたらいいのか。
入社した早々に先輩の送別会に連続で出席しているような人も、日本全国には無数にいるだろう。デフレ不況が長引いて、社員を人としてあつかわないような企業が増えている。名目だけの管理職に仕立て、現場の社員に残業代を払わないなどというのは、ほとんど詐欺にも似た手口だ。オフィスの空気が腐っていたり、上役にゴマをするだけで仕事をしない中間管理職ばかりだったり、現場に無理を押しつけ、まったく会社からの支援がない職場もあることだろう。終電帰りが続き、どれだけ残業しても仕事の山はまったく減らない。しかも、業界は時代の風をはずれ、じりじりと全体のパイを縮小している。(中略)
 不景気だから、無理してでも正社員としての身分を守ったほうがいいと、ほとんどの人はいう。でも、ぼくは転職もいいのではないかと思う。ただし、その会社に籍をおきながら、きちんとつぎの会社を見つけるのが肝心だ。転職のチャンスはせいぜい2〜3回しかない。それも若いうちほど有効につかえるカードだ。もちろんつぎも失敗する可能性はある。だが、自分の人生だ。損も得もすべて自分で背負って、前進するしかない。4月から失敗したきみの、つぎの幸運を祈る。
――――――――――――――――――――――――
会社勤めの経験を持つ苦労人だけに、
実に説得力がある。
僕自身、ダテに2度も転職しているわけではなく、
それなりの転職のノウハウ、職業観、企業観は
身に付けてきた(身に付けざるを得なかった)つもり。
紆余曲折を経たからこそ、客観的に分析できる
オトナな視点に、とても共感を覚える。

ますます新作が読みたくなってきた。



■2008.4.9
 「見てはいけない」映画?

「れびゅう」でも取り上げた映画「靖国 YASUKUNI」が、
4月12日に公開を予定していた全映画館で
上映中止に追い込まれた。
何でも、自民党議員の提案で行われた
国会議員向け試写会を発端に、
映画館への圧力が加えられたという。

「れびゅう」でも書いたように、本作は中国人監督による
日・中・韓の合作映画だが、どこか一国の立場から、
ある特定の主義・主張を掲げるプロパガンダ映画ではない。

おそらく、直接「中止」を働きかけた連中は、
この映画など見てもいないだろう。
かつて「パッチギ!LOVE&PEACE」が
ネット上で口汚い誹謗中傷を受けたように、
都合の悪いことを言う口は封じてしまえというのが
この国の悪しき伝統になりつつある。

立場の違いこそあれ、言論・表現の自由が保障された
現代社会において、「上映してはいけない」映画、
「見てはいけない」映画などというものが存在するのか。
R−15指定とはワケが違う。

幸い、話題性もあってか5月からは
新たに全国21館での上映が決まった。
配給会社や試写会の規模などを見るかぎり
単館系のマイナーな作品に思えたが、
これらの動きが功を奏してこれほどまで話題になった。
まずは大勢の人が自らの目で見て、自らの頭で判断する。
そんな当たり前のことが実現できるよう、公開を待ちたい。



■2008.4.7
 教会よ怒れ!

神よ怒れ◆キリスト教会の「性犯罪」
牧師が教会内で女子にわいせつ行為
日本基督教団、日本聖公会、ホーリネス教団
確定判決にもかかわらず賠償金を 3年間払い渋る
わいせつを「救済」と説明  被害女性は自殺も

今週の「AERA」に掲載された特集です。
先日お会いした水谷さんへ、過去に掲載した
キリスト新聞の記事「教会の"暴力"」を
お渡ししたばかりだったので、まさにタイムリーでした。
「AERA」の記事は、内容的には弊紙の取材と
ほぼ重なっており、決して「スクープ」では
ないのですが、一般誌ならではの際どい描写、
詳細にわたる記述も加わっており、
やはり事実を知る上で読んでおくべきです。

果たして、これを受けてキリスト教界では、
何らかの動き、進展があるのでしょうか。
かつて取材した身としては、そうした期待は
ほとんど持てないというのが正直なところです。

…が、常に向き合うべき
教会に内在する「罪」の問題でもあり、
引き続き何らかの形で追及していきたいと思います。



■2008.4.5
 真の「パパ力」とは?

ここ数年、「父親力」「男の子育て」「パパ力検定」など、
父親の育児が注目を集めている。
男性の家庭への関心が高まることは
歓迎すべき傾向ではあるが、
その「位置づけ」が気になるケースも多い。
例えば、「もっぱら"競争に勝ち残る力"を
付けさせるのが父親の役目」的な価値観。

特に、近年創刊された某雑誌はその典型で、
あまりにも露骨過ぎる。最近の見出しだけ見ても、
年収1億円を稼げる子の育て方
頭のいい子の本棚拝見」「医師、弁護士、
外資系エリートになる進学費用
」などなど…。
まるで、お金と学歴以外には価値がないかのような
言い回し。金持ちがそんなにエライ?
もちろん需要があるから売れるのだろうが、正直
自分が子どもだったら、この手の雑誌を
愛読する親には育てられたくない。

父性・母性の違いをやたら強調し、
父の権威を取り戻せと吠える復古主義の影も
見え隠れする。

父親って何? パパ力って何?
ひき続き考えます。




▲お花見in別所沼



■2008.3.22
 水谷さんに会えた!!

▼水谷さんの著書。オススメです!
 
『チョット聞けない男女のお・は・な・し』(左)、
『ヤンキー牧師の“必笑”恋愛塾』(いのちのことば社)

先のイースター号で特集した性教育。
実は、記事では触れられていませんでしたが
もう一人紹介したかった方がいたのです。
それは、「小さないのちを守る会」代表の水谷潔さん。
会のことはみなみななみさんの『信じてたって〜』で
知っていたのですが、水谷さんはその著著を読んで
一瞬でファンになりました。

その水谷さんが昨日、上京した際に本社まで足を運んで
くださり、光栄にもゆっくりたっぷりお話しする時間を
持つことができました。感謝、感激!
会うまで「おじ様」だと思われていたようです。よくあります。
その時のことをブログ「命と性の日記」に書いて頂いたので
一部ご紹介いたします。このブログ、
ほぼ毎日更新されており、かなり読み応えがあります。
(以下抜粋)
――――――――――――――――――――――――
 日本の性教育は、自動車学校にたとえるなら、
運転技術や自動車のメカを教えながら、交通法規や交通マナーを教えないようなもの。体のことや避妊方法を教えながら、相手を思いやる心や恋愛のマナーやルールは教えないのですから。
 なぜ、赤信号で交差点に進入してしまうのか?一つは交通法規を教えられていないから。もう一つは「みんなが赤信号でわたっている」から。
 まさに
「赤信号 みんなで 渡れば 怖くない」の世界。
 性の世界、赤信号で渡ったが故の事故や悲劇が、語られ、メディアで伝えられることは稀。莫大な数の人身事故と死亡事故は、報告されないために、本当に渡っても怖くないと信じている若者たち。事故は隠蔽され、安全な前例だけが報道されています。まさに、情報操作です。
 つくづく思います。メカと運転技術の前に、交通ルールと交通マナーの教育を!



■2008.3.21
 最近のヒット本

広く浅く、いろんなことを知っておかなければいけない
職業のせいもあり、前より本を読む機会が増えました
(教師だって、ホントはそうなんだけどね…)。
最近出合った近刊で、ヒットしたおすすめを3冊。



▲奥村紀一
『病院出産が子どもをおかしくする』
(洋泉社新書・2008/1)

入院中の暇つぶしのためにと
彼女のためにたまたま買った本。
入院中に読むようなタイトルの本じゃないんですが、
これが意外にも大ヒットでした。
今日の子どもや親が抱える問題の根源には
何があるのか、非常に科学的に構造的に
解明してくれる本です。著者の専門が、
医学や教育ではなく東洋哲学、自然農法というのも
また驚き。彼女いわく、
「みんながこの本読めば、日本は変わる」。



▲伊坂幸太郎
『ゴールデンスランバー』
(新潮社・2007/11)

近況にも書いたように
読書家のK君が、「今までで一番面白かった」と
推薦してくれた本。「長編小説」は久々に読みました。
期待通り、最後まで本当に楽しませてくれました。
現代への風刺あり、緊迫感あり、「青春」あり。
手法がとても映画的。映像にしたら面白いだろうなぁ。
実家に近い仙台が舞台というのも、
また親近感が沸きます。K君ありがとう!



▲中村光
『聖☆おにいさん(1)』
モーニングKC(講談社・2008/1)

休暇をとったブッダとイエスが下界に下りて、
立川でルームシェアをするという
奇想天外、摩訶不思議なギャグマンガ。最高です!
場所が場所なら宗教問題に発展しそうな設定ですが、
中身は決して低レベルではありません。
しっかりした基礎知識と宗教への「愛情」に基づいた、
究極の「宗教間対話」がここに具現化されています。
うちの紙面でも、取り上げられないか交渉中。
お楽しみに。



■2008.3.13
 金八第8シリーズ終了

毎週木曜放送の金八第8シリーズが最終回を迎えました。
見ていた方いますか? 放送時間が9時だったこともあり、
低視聴率だったとのことですが…。

金八フリークの僕としては、学校間格差、裏サイト、
モンスターペアレンツ、親子関係など、今日的な問題を
散りばめ、25人の生徒一人ひとりを丁寧にクローズアップ
する作りがとても好感を持てただけに、
最後は少し消化不良で残念でした。
これまたネット上で酷評されているのは気の毒ですが…。

ちなみに、勝手にランキングすると、

1位 健次郎の第5シリーズ
2位 鶴本直の第6シリーズ
3位 加藤優の第2シリーズ


次点で第8でしょうか。
第3以前はリアルタイムで見ていないので
なかなか評価しがたいのですが、やはり第2は
中島みゆきの「世情」が流れる「卒業前の暴力」が
インパクト大なので、3位です。

「しょせんドラマ」と思われている方も、
第5は超オススメです!
いまや人気アイドルとなってしまった亀梨君も出てます。



■2008.3.10
 近況オンパレード♪

久しくバタバタしていたため、いろいろあったのですが
書き込めずにいました。
休み中の日記をためてた子どもの気持ち、分かるなぁ…。
古い話になりますが、近況を列挙。

2/23 取材で、卒業生の通う中学へ。
    部活に来ていた
K君S君らに遭遇。
    みんな背が伸びていて、オトナ〜な感じ。

2/27 取材中に彼女から電話。「今日から入院!?」
    早めに保育園へ迎えに行き、その足で
    入院先の病院まで。母子、涙の別れ…。

3/1 午前中に無事退院。

3/7 先日遭遇した
K君からメール。
   英検準2級に合格したとのこと。おめでとーー!!
   おすすめの『ゴールデンスランバー』読書中。

3/8 取材で大井町に行ったら、
K先生に遭遇。
   ものすごい偶然で、お互いびっくり!
   お子さんも大きくなってました。

3/9 今年度中学卒業の
H君
   第一志望校合格おめでとーー!!
   「“似顔絵”のページを開いたら……
    沢山の懐かしいお顔に嬉しくなりました」
   とのメールを拝受。うれしい限りです♪
   また近所でバッタリ会いましょうね(笑)

3/10 取材先の小学校で
H先生に遭遇。
    そういえば、こちらでも教えておられたんですね。
    この学校では、夏に新しい遊び場が完成!
    完成予想図を見せてもらいましたが、スゴイです!

…などなど。またおいおい更新しますので
気長に見守ってください。今後ともよろしく。



■2008.2.20
 バッシング再び

沖縄で、またも少女暴行事件が起こった。
相変わらず「綱紀粛正」「再発防止」が
決まり文句のようにくり返されている。
そして、被害者にも落ち度があったとする
「自己責任」のバッシングが、またも吹き荒れている。

以下、名護市・辺野古で、体を張って新基地建設の
阻止行動を続ける、平良夏芽さん(うふざと伝道所牧師)
の言葉(12日に行われた抗議集会での発言)を
紹介したい。(以下引用) 関連記事
――――――――――――――――――――――
沖縄で8時過ぎに外にいることで襲われたら、
その子が悪いと言えるのか。とんでもないことです。
どんな理由があろうと、この少女を襲っていいという
理由にはならない。わたしたちはこの少女を、米兵から、
そして少女に責任をなすりつけようとしている言論からも
守らなければならない。

少女を襲ったのは一人の米兵であるが、この青年を
少女を襲うような獣にしたのは軍隊だ。
軍隊とはそういうところ。「綱紀粛正」など冗談じゃない。
人殺しの訓練をして、人を殺せば殺すほど勲章が
もらえるようなことをしておきながら、
何が「綱紀粛正」ですか。
彼らが「綱紀粛正」して人権や命が守れるはずがない!
米軍に対して、軍隊に対して、「綱紀粛正」を求めること
自体が間違っている。

12年前、8万5千人が集まった後、
わたしたちは何をしてきたのか。
結局、米軍と一緒に生きることを
県民は選んできてしまったのではないか。
県民総体として、本当に米軍を拒絶してきたのか。
残念ながらそうではない。
経済などいろいろなことを理由に挙げて、
仕方がないと言って、沖縄県民はこの少女を
犠牲にしたのです! 

わたしたちが、米軍や日本政府を責めることは簡単です。
しかし、同時に
この少女を襲った責任が、
わたしたち自身にあるということを自覚し
反省すべきです。

わたしたちがこの軍隊を追い出せないから、
追い出さないから、少女が襲われたのだということを
自覚すべきです。

今日、もう一度確認しましょう。
軍隊がある限り、何度も何度も犠牲はくり返されます。
「綱紀粛正」ではなく、軍隊の撤去を
本気でわたしたちの目標にしようではありませんか。



■2008.2.8
 そんなに倖田が悪いのか

ここでワイドショー的なことを扱うのは不本意だが、
あえてひと言。「羊水腐る」発言で話題沸騰の倖田來未。
決して彼女の肩を持つわけではないし、公共の電波での
不用意な発言であることに異論はない。…が。

そもそもは、身内に対する自虐ネタとして出た発言。
無論、本人だって本気で「腐る」などと
思っていたはずがない。これが、テレビの前で
涙ながらに謝罪しなければならないなら、巷の
お笑い芸人はいったい何度謝ればいいというのか。
公人による「ババア」「三国人」「生む機械」発言の方が、
よほど非難されるべきではないか。


さらに言えば、某コメンテーターが指摘するように、
ネットを使った悪質な扇動、荒らし、罵詈雑言…。
「書き込んだ者勝ち」的な風潮の方が、問題にされる
べきではないのか。
気に入らないことや人に対し
決して面と向かって表では言わず、
匿名をいいことに陰で執拗に叩き潰す。

仮面をかぶった実体のない「暴力」なんかに負けるな!



■2008.2.6
 ついに発表!!

待ちに待った?浦沢直樹・原作『20世紀少年』
実写映画化(堤幸彦監督)のキャスト発表!
主演(ケンヂ役)は唐沢寿明、 オッチョ役に豊川悦司、
ユキジ役には常盤貴子という面々。
んん〜、唐沢はかなりハマりそう。
個人的にはケンヂの少年時代とカンナ役が
気になるところ。ヤン坊・マー坊は、ザ・たっちかな?

何しろ全3部作で、
総製作費60億円の一大プロジェクトだとか。
めっきり漫画を読まなくなった僕が、
久々に最終巻まで買い続けた作品だけに
観たいような観たくないような…。

漫画の最終回は案の定、…???だったが、
ともあれ公開が待ち遠しい。
でも、子連れじゃ行けないしなぁ…(T_T)



■2008.1.31
 不穏な面々

東京都教育委員に就任した元マラソン選手の
瀬古利彦氏が、
「日の丸を見たらいつも涙が出てきます。
国歌を聞いて泣かない人は考えられません」
と発言。
泣くのはあなたの自由だが、私は中島みゆきの方が
よっぽど泣ける!!

大阪府知事に当選した「茶髪の風雲児」こと橋下徹氏は
立候補前から、「ニートは拘留の上、労役を科す」
「日本人の買春は中国へのODAみたいなもの」
「日本は核を持つべきだ」などの発言で物議を醸している。
破天荒は大いに結構だが、「2万%ない」という
発言もあっさり覆すような人には期待もしない。

石原、東国原、瀬古、橋下…。役職も立場も違うが、
何か不気味なほどに共通点が多いように思える。
国民的「人気」をかさに着た強者の論理、
例えようのない「軽さ」と「浅はかさ」。

新年早々、どことなく寒気がするのは
気温ばかりのせいではないようだ。



■2008.1.24
 My箸のススメ



職場が変わってから、外食の機会が断然増えました。
ある日のランチ。食堂で隣に座った中年のダンディーな
サラリーマンが、懐からやおら取り出したもの。
それが、組み立て式の「My箸」でした。
周囲が当たり前のように割り箸でご飯を食べる中、
彼は平然と自分の箸で食事をたいらげ、颯爽と退出。

カッコイイ!!

非常に単純なわたしは、さっそくお店を探して
写真のような箸を購入しました。
さすがに「箸箱」を携帯するのには抵抗がありますが、
2つに分解できるこのぐらいのサイズなら、
かなり手軽で便利です。
初めは持っていくのを忘れたり、つい無意識に
割り箸を使ってしまうこともありましたが、
慣れてしまえばあとは習慣です。

国内では、
毎年250億膳(木造住宅2万軒分)の
割り箸が使い捨てにされており、
その9割以上が輸入品
だとか…。(林野庁調べ)

巷では、『割り箸はもったいない?』
(田中淳夫著・ちくま新書)なる環境保護論への
批判本が話題になってもいますが、
「地球環境に良いか・悪いか」といった
肩ひじ張った議論の前に、
あまりに多い「使い捨て」の生活様式を、
少し意識的に自制してみよっかな〜
ぐらいの感覚が大事だと思います。

わたし自身、月に10回以上割り箸を使っていたので、
年間120〜150膳という数。
少なくとも1人使わなければ、
そのぐらいの無駄は省けるわけで、
それでいいんじゃないでしょーか?

“オシャレにぷちエコ”
みなさんも、ぜひ探してみてくださいネ。



■2008.1.5
 年賀状特集

あけましておめでとうございます。

今年は休みが長かったので、ゆっくり過ごせました。
帰省中の逸話も多々ありますが、まずは年賀状で
届いた卒業生の近況から。

I君
は弓道で都大会3位! M君、英検準2級に合格!
キックボクシングを始めたという
S君は未だ欠席ゼロ!
H君は身長が伸びていて驚き! 勝てなそう…。
K君は「BAMBOO BLEAD」にハマっているとか。
野球の
K君、自転車のN君、テニスのH君
サッカーの
Y君、スキーのK君、マンガのY君
それぞれの得意分野で頑張っているようです!
スイスの
T君は、バンドでキーボードを担当。
文芸部の
M君は駆け出し作家として奮闘チュー。
中3の
Y君はスピーチコンテストで2位入賞!

…などなど。こちらも負けてはいられません。

親の定年、長兄の転居、転勤、次兄の結婚と
激動の我が家。どんな1年になるのでしょうか。
みなさまにとっても、世界にとっても、
ステキな年でありますように。

  

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