Three Aces

文集

はじめに
 三年A組のみなさん。進級おめでとう!
 去年の1学期、クラスがえと同時にたんにんの先生も変わり(しかも新人)、ずいぶん落ちつかないスタートだったことを思い出します。それからもう、1年がすぎました。
 今回、この文集(ThreeAces増刊号)は、3年A組の日じょう生活のごく一部分を、記ねんとしてのこすために作られました。それで、文集のために書いた文章ではなく、ふだんから書いている毎日の日記や、日直のスピーチの中から、一人一つの文章をえらんでいます。文の長さや「うまい・へた」よりも、その時その時の、「思い」を、生(なま)の「思い出」として、これからも大切にしていってください。
文集

編集後記
 あらためてこの1年をふり返ってみて、たんにんとしてあまりたいしたことをやってこられなかった、というのが正直なところです。その中で、A組のみんなは本当によくがんばってくれました。ふとした時に見せる、一人一人にひめられた「力」の大きさには、おどろかされるばかりです。
 楽しかった思い出も、そうでないものも、すべてこれから生きていくための「力」になります。その「力」を信じて、また一歩、前に進んでいきましょう!

2002年3月20日

 4aWalker

文集

はじめに
 4年A組のみなさん。進級おめでとう!
 ちょうど1年前の春にスタートした4年生。お別れ会のよいんを残しながら、新しいなかまを3人むかえ、4年A組としての生活が始まりました。残念ながら、とちゅうで3人のなかまとの別れもありましたが、いつまでも友達であることに変わりはありません。
 そして今年は、何といっても運動会でのページェント。沖縄の風を感じながらおどったエイサーは、決してわすれられません。
 今回、昨年にひき続き文集を作りました。文集といっても、みんなの文章はのせていません。また日記やスピーチの中から選んでも良かったのですが、何より児童文集「つくし」にのった文章が、みんなの思いが一番こもった最高の文章だと思ったからです。どうかこの文集と、「本の本」、そして児童文集「つくし」を、大切な「いま」の記録として大事にとっておいてください。いつの日か、そのページをめくる日が来るかもしれません…。
文集

編集後記
保護者の皆様へ

 今年も1年間ありがとうございました。子どもたちのエネルギーと格闘しながら、試行錯誤の毎日でしたが、皆様のご協力とお力添えのおかげでどうにか1年を終えることができました。この場を借りて、心から感謝申し上げます。至らぬ点、ご心配をおかけした点など多々あったことと思いますが、この間に頂いたご助言、叱咤激励は、今後さらに教師を続けていく上での大事な糧として心に留めておきたいと思います。
 これからこの子どもたちが、よりいっそう健やかに、大きく成長していくことを願いつつ…。

2003年3月20日

 

 from4A

文集

はじめに
 4年A組のみなさん。進級おめでとう!
 今年度、2分の1成人をむかえたみなさんは、あと10年で大人の仲間入りです。マラソンに例えるなら、今がちょうど「折り返し地点」です。10年後、先生は37歳。みんなはそれぞれどんな道を歩んでいることでしょう。
 今回、これまでの4Aの歩みを記録として残し、進級を記念する意味で、一冊の文集を作りました。文集といっても、みんなの作文はのせられませんでした。三十九人のすばらしい文章は、児童文集「サムエル」にまかせるとして、この文集ではみんなのういういしい自己紹介と、「from4A」をのせました。
 大人へ向かう復路(後半のコース)を走りながら、つまづいたり転びそうになった時には、これまで走ってきた道をふり返り、この「折り返し地点」を思い出してみてください。何かの手助けになるかもしれません。
文集

編集後記
 決まり文句のようではありますが、この1年間は本当にあっという間でした。というのも、毎日が変化にとんでいて、決してあきることがなかったからだと思います。それだけ、この4Aですごした1年間には、たくさんの出来事と事件と思い出がつまっているということでしょう。私自身、楽しませてもらいました。みんなにとってはどんな1年でしたか?
 最後に、教師生活3年目の未熟な私と、39人の愛すべきやんちゃ坊主たちをあたかく見守り、支えてくださった保護者の皆様に心から感謝申し上げます。

2004年3月19日
from4A
に寄せて
 毎週1回のペースで、発行してきた「from4A」。@なるべく子どもの名前をたくさん登場させること、Aじゅ業の内ようや様子も分かるようにすること、B家族で話題にできるようなおもしろい中身にすること、の三つを目標に発行してきました。果たしてどうだったでしょうか。おり紙なんかになってはいませんでしたか? 単なる学級通信ではなく、4Aのみんなの、そして先生自身の「成長の記録」になればと思っています。
 ちなみに名前の由来は、4Aからの情報を発信するという意味で、「〜から」を意味する「from」をつけて「from4A」にしました。決して求人情報誌のパロディでは…ないはずです…。

 五Aもんかわら版

文集

はじめに
 5年A組のみなさん。進級おめでとう!
 ついこの前、「上級生になった」という話をしたばかりと思っていましたが、いよいよ来月からは「最上級」学年の六年生です。たてわり給食では、リーダーとして下級生の面どうを見ます。児童会では、学校行事の中心となって役わりをにないます。その他にも、週番長、プロセッション、照明係、などなど。たくさんの仕事が待ち受けています。お世話になる側から、お世話をする側になるのです。
 今年も、5Aの歩みを記録として残し、進級を記念するため、文集を作りました。まだ、大人へ向かう一歩をふみ出したばかりの5年生ですが、この短い1年間の思い出も、人生の中できっと欠かせないものになるはずです。いつまでも大切に…。
文集

編集後記
 「灯台もと暗し」のことわざにあるように、いつも見ているのに気づかないということが多々あります。毎日通っている通りのどこに何が建っているかとか、今日食べた給食のメニューは何だったかとか…。
 2年間つき合った子どもたちも、毎日見ていながら、ふと「大きくなったなぁ」と気づかされることがあります。親の喜びとは、こんなところにあるのでしょうか?
 この一年間も、各ご家庭、保護者のみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございました。そして、毎日の宿題にもたえながら(?)たくさんのことを学び、そして学ばせてくれた5Aの子どもたち。ありがとう。

2005年3月18日
かわら版
に寄せて
 「かわら版」とは、江戸時代、事件などの速報記事を一まい刷りにした、今で言う号外のようなもの。
 「より新聞らしく」「より親しみやすく」をモットーに、今年も毎週発行できました。かねてから考えていた『親子ラム』も実現でき、全三十七号の中で、全員の保護者の方から寄稿をしていただくことができました。中には、一週間ほどなやみになやんで書いてくださった方もおられるとか…。ご協力に感謝いたします。教育は、決して教師や学校だけでできるものではありません。何事も、まずは関心をもっていただくことから…。作文を書く子どもの気持ちも味わえましたか?
 さて、この一年。五Aにまつわる「事件」「ニュース」で印象に残っているのはどんなことでしょう? 思い返せばいろいろありました…。

 

 6ATIMES

文集

はじめに
 6年A組のみなさん。卒業おめでとう!
 今から3年前。あの、N「大」先生から引き継いだこのクラス。受け持つに当たって大変なプレッシャーを感じながらのスタートでしたが、すでにでき上がっていたクラスの雰囲気と、自主的に動いてくれる子ども達に助けられ、感動すら覚えたことを思い出します。「大」先生からは、このクラスを通してたくさんのことを学ばせていただき、また様々な「技」も伝授していただき感謝しています。この場を借りてお礼を言わせてください。ありがとうございました。
 みなさんへのはなむけの言葉は、一人一人の誕生日カード、3学期の通知表、卒業文集、PTA通信特集号にそれぞれ書かせてもらいました。
 毎日毎時間の授業、テストの採点、コメントを書いた日記、お呼び出し(説教?)、個人面談など…。39人を相手に「試行錯誤」「四苦八苦」を重ねてきましたが、今ふり返れば、すべてこの日を迎えるための布石だったように思います。この文集は、6Aが歩んだ一年間の軌跡を、ありのままの形で残しておくためのものです。卒業アルバム、「松ちゃんの教室」などと合わせて、読んでみてください。
文集

編集後記
 5年という短い奉職期間の間に、卒業生をもつことができたことは、この上ない幸いです。そして、このクラスの39人に出会えたことも、それぞれの保護者のみなさまに助けていただけたことも、本当に幸せでした。ここでの経験は、これから新しい職場で働く私にとっても、大きな糧になると確信しています。
 さて、「お別れ」ムードにひたってばかりもいられません。来月には皆、それぞれ中学1年生としての歩みをスタートさせることになります。特にA組には、立教をはなれ、自分の選んだ道を進む友達もいます。苦しい時、行きづまった時、思い悩んだ時。きっとこの小学校での友達や、数々の思い出が助けになってくれることもあると思います。どうかその時には、ためらうことなく、思う存分甘えて、頼ってください。卒業しても、6Aはかけがえのない大切な仲間です。

2006年3月20日

 

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